理 事 長 所 信

2008年度理事長 松崎 智弘
昭和30年代、日本の基幹産業であった石炭産業は、エネルギー革命に伴い斜陽化の道を辿っていました。当時、全国有数の炭鉱のマチであったいわき。マチの再興を考える先輩たちは、国の政策であった「新産業都市」の指定を目指しました。いわきが日本有数の工業都市として羽ばたく日を夢見て。夢の実現の為、広域連携性の必要を訴えた先輩方は、ついに14市町村の合併を達成し新生「いわき市」が誕生したのです。構想から実現まで13年間という年月が過ぎていました。
「平成の大合併」といわれ全国的に市町村合併が進む今日、私たちの先輩は40年も前に明確なビジョンのもと、「まちづくり」の夢を実現しています。
そして新たなる夢を我々に託しているのです。
私たちいわき青年会議所の存在意義はどこにあるのでしょう。多数のまちづくり団体、ボランティア団体、NPO等がそれぞれに活動を進める現在、いわき青年会議所は何を目指し、どこに向かっているのでしょう。我々は本当にいわきに必要な団体になっているでしょうか。
わたしは存在意義のキーワードが3つあると考えます。
「明日をひらく」
我々はいつの間にか夢を語ることを忘れてしまっています。現実という壁と殻を自分自身で作ってしまい、夢をもつこと、挑戦していくことを諦めています。我々に求められているのは既成概念からの脱却であり、夢のあるまちづくりビジョンを構築することではないでしょうか。
まちづくりの指針となる理想のいわき像を共有することこそが、我々の全ての活動の原点です。その為には現状分析とニーズを的確に捉える大局的な視点、目的達成の為の中長期的な計画が必要になってきます。すなわち活動の方向性を一つにし、継続的に挑戦していくことです。
いわき青年会議所は今一度、「まちづくり団体」として市民に夢と希望と期待を抱かせる組織にならなくてはなりません。「いわきJCがいわきを変えてくれる」この期待感こそが存在意義です。
斬新な発想でいい、若者らしいアイディアでいい、目標を高く設定すること。その目標に正面から向き合って前進すること、笑われてもいい、諦めないこと、信念を貫くこと。そして、必ず達成すること。すべては未来のふるさとの為に!
「使命感」
まちづくりはひとづくりと言われます。では会議所活動におけるひとづくりとは何でしょう。 それは「リーダーシップ」の育成だと思います。では、あなたは本当にリーダーですか?家庭で、会社で、仲間で、地域で本当に信頼されるリーダーになっていますか? 残念ながら現在の日本人が一番不得意な部分かもしれません。現に昨今の国際社会で日本人が リーダーとして活躍しているニュースはほとんど聞きません。
果たして「リーダーシップ」とは先天性の才能なのでしょうか。わたしは環境と修練、そして使命感によって磨き上げられるものだと思います。特に使命感を持つという価値観は今の日本人に必要な要素でしょう。使命感と先見の明をもち、人々に信頼され、自ら率先して行動できること。まさに「リーダーシップ」を携えた人材の育成がいわき青年会議所の責務であると考えます。会員はもとより青少年にも対象を広げ、将来のいわきの、そして世界の「リーダー」になれるような使命感をもった人材を育成していきたいと思います。
「チームいわき」
自己理解と他者理解、目標を共有する、全力で挑む。そこにチームワークが生まれるはずです。
これからの会議所活動は協力、協働が必要不可欠ではないでしょうか。 積極的に市民、行政、他団体と協議親睦を深め、一丸となって「いわきづくり」を推し進めなければなりません。その中心となって我々がリーダーシップを執ることも、いわき青年会議所の重要な存在価値になりうると思います。互いに理解し、互いに協力、応援する姿勢は今の「いわき」に最も必要なチームワークではないでしょうか。
「志を同じうする者、相集い、力を合わせ」の精神で「チームいわき」を築き上げましょう。160名の会員が一同に揃う「100%例会」を全員の協働作業で成し遂げる。この事業をもって「チームいわき」の出発点にしたいと思います。全員集合!
「風上に立て!」
人生は一度きりです。悔いのない生き方をしたいと思います。やりたいことは思い切ってやる。見送り三振だけはしない!渾身の力でバットを振る!そんな生き方が好きです。
逆境こそチャンス! 自分を磨いてもらえると信じ、あえて立ち向かいたいです!何もしないで結果が出せるのでしょうか?一歩ひいて観客になって満足でしょうか?自分から動く!自分から挑戦する! 社会の為に貢献する! そんな一年にしたいと思います! かかってこいや!!
逆境に立ち向かえ! 時代を切り拓け! 行けばわかるさ!
【基本方針】
まちづくり団体の責務を再認識し「いわき」の明日をひらく
経営資質の向上と使命感をもったリーダーの育成
まちづくり意識の啓蒙と起爆につながる事業の実施
時代にあった組織運営と出席率の向上運動の実施
市民・他団体との協働作業によるまちづくりの推進

